働きやすさを追求する社風が
生み出す世界に誇る菓子作り
株式会社世起松前町
従業員の定着と、“働きやすい職場作り”をめざす和洋菓子メーカー・株式会社世起。同社を訪問し、まず最初に目をひいたのは、整理整頓された工場、オフィスの美しさでした。代表取締役である今村さんと従業員の皆さんが想いを込めて作り上げている働きやすい職場作りについて、お話を伺いました。
代表取締役:今村暢秀さん、製造部:住田真由美さん、他4名
代表取締役:今村暢秀さん、
製造部:住田真由美さん、他4名
世界にファンが広がる世起の菓子
愛媛を代表するお菓子メーカー
株式会社世起は、設立48年を迎えた伊予郡松前町にある会社です。和洋菓子の製造を中心に行っており、「昔懐かしい味」をテーマにした「黒ごまきな粉げんこつ飴」は全国菓子大博覧会金賞を受賞されるなど、幅広い層から高い評価を受けています。同社の始まりは、観光地向け玩具の卸売業でしたが、付加価値を付け差別化を図ろうと、独自の菓子付き玩具の販売に着手したのが、現業態の始まりです。
今回、案内をして頂いたのは、代表取締役の今村暢秀さん。松山聖陵高校を卒業後、松山市内の和菓子店で4年間修業し、菓子製造の基本を学ばれました。その後、包装資材の会社で包装機械のメンテナンス員として勤務した後、25歳で、株式会社世起に入社します。2011年に代表取締役に就任されました。
会社を訪れて、まず感じたのが、隅々まで整頓されたオフィスの心地よさ。同社では、「環境整備」に力を入れ、清掃も隅々まで行き届いております。食品製造を事業にする会社において、食の安全を示す上でも“清潔感”は基本中の基本です。全社員による職場内の美化意識の徹底は、気がつかなかった課題も掘り起こしました。素直で、いい人の多い社風は、社内の清掃の域を超え、美化活動へと広がって行きました。今では、全社一丸となって環境整備に取り組む、ことが企業文化の一つになったということです。
従業員一人一人が支え合い
心を込めて作られる自社製品
社内の環境整備・美化に加え、働く環境や雰囲気作りにも、今村さんは注力してきました。その一例が毎週月曜日の朝礼で行われる、ハイタッチ。ハイタッチをする瞬間、従業員に笑顔があふれ、これがコミュニケーションの発信源となっているそうです。仕事、プライベート問わず、社員さんの声には、常に耳を傾け、相談に乗ります。これは、今村さんが、従業員の皆さんをパートナーと考えているから、自然とできることなのです。みんなが働きやすい職場になるなら、努力を惜しまず徹底的にやる、それが今村さんの方針です。
育児中の主婦の方たちの働き方にも気を配り、それぞれの生活環境に配慮して、シフト調整もされています。
その考え方は、従業員同士がお互いにフォローするような関係作りにつながり、自ずとチームワークが生まれやすい環境となっています。それが世起の製品作りにも生き、お菓子博覧会での授賞のように、信頼性の高い製品へと結びついているのです。
また、研修制度も充実しています。未経験の方でも先輩社員さんが丁寧に指導するブラザー・シスター制度も導入しており、年齢の近い先輩スタッフが、1年間つきっきりで見てくれるので、お互いの距離感も近く、仕事以外のことも相談にのるような関係性が築かれているそうです。
仕事の枠を超えた人間関係
生涯を通して働ける職場
そうした職場で勤務しているのが、住田さんです。2016年に入社された住田さんですが、げんこつ飴の製造を主に担当しています。入社する前は、不安もあったそうですが、明るい社風と、ブラザー・シスター制度のおかげで、歳の近い先輩に丁寧に教えて頂けたこともあり、仕事も順調に覚えることができたようです。
さらに、ほかの従業員の皆さんにもにお話を伺うことができました。
製造部の畠広美さん。従業員は女性が多く、年齢幅も広いので、コミュニケーションも取りやすく、とても働きやすいと話します。
出荷部の伊賀上歩実さん。高校卒業後に入社した頃からやりがいのある仕事を任せてもらい、それが自身のやりがいにつながってきたそうです。
出荷部の高橋豊美さん。勤続は15年を超えますが、長く続く理由は、従業員に対して温かく接してくれる、社長の人柄だそうです。
このように、社長である今村さんの想いが、全従業員に浸透し、会社が愛されているからこそ、生み出される製品も誇りあるものが作られ、それが高い品質と信頼性につながっているのかもしれません。
従業員と真剣に向き合う社長
四国で一番大切にしたい会社
世起が求める人材像について今村さんにお聞きしました。
「チャレンジ精神のある人は大歓迎です。未経験でも、臆する必要はなく、やる気と元気さえあれば、生涯を通して働いていける職場だと思っていますので、少しでも興味があるなら是非一度、当社に見学に来て頂けたらと思います。加えて、松前町は人口3万人の町で、住民同士の距離感は非常に近く、お互いが顔見知りということも多いので、本当に暖かな人情ある町になっています。そういった意味でも、Uターンはもちろん、Iターンで県外から来られる方も、安心して応募してもらえたらと思います。」
2018年2月、株式会社世起は、「第7回 四国でいちばん大切にしたい会社大賞 中小機構四国本部長賞」に選ばれました。
「四国でいちばん大切にしたい会社大賞」は、社員や顧客、地域から必要とされ、「大切にしたい会社」と支持される企業が表彰されます。従業員のためなら努力を惜しまないと、本気で取り組み、真剣に向き合う社長と働いてみるのはいかがでしょうか。
皆様のプロフィール
Interviewee Profile
株式会社世起
代表取締役
今村暢秀さん
1967年生まれ。自動車が好きで、機械いじりも得意だと話す今村さん。包装資材会社での機械メンテナンス経験は、世起での菓子製造機の調整や改良に役立っているそうです。
〇〇〇〇の
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株式会社世起
製造部
住田真由美さん
1984年生まれ。平日は毎日、仕事をされているそうで、休日はのんびりと自宅で過ごすこともあれば、気分転換に外出することもあるそうです。暮らしやすさが松前町の魅力だそうです。
〇〇〇〇の
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企業概要
Corporate Profile
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- 社 名
- 株式会社世起
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- 住 所
- 愛媛県伊予郡松前町北川原1240番1号
-
- 電話番号
- 089-984-6658
-
- 事業内容
- 菓子製造業
食品加工業
菓子卸業
-
- 従業員数
- 45名(2023年4月時点)
-
- ホームページ
- www.seiki-net.co.jp/
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