造船というダイナミックな仕事
世界に向けて発信する企業
共立工業有限会社上島町
共立工業有限会社は、瀬戸内海に浮かぶ岩城島で、造船業を営んでいる会社です。「発想の転換」を大切にし、時代や環境の変化を越えて、世界に通用するモノづくりを追求しています。そんな造船というダイナミックな仕事を手がける、同社に伺いました。
代表取締役社長:大西進さん、企画総務部長:大西幸江さん、グループ長:奥村信一さん
代表取締役社長:大西進さん、
企画総務部長:大西幸江さん、
グループ長:奥村信一さん
多能工化が生み出す信頼
全国から必要とされる会社
会社の案内してくれたのは、採用担当の責任者でもあり、企画総務部長の大西幸江さん。
工場内は整理整頓されていて、大型機械の動く様子や、同社が手がける製品のスケールの大きさには圧倒されます。
共立工業では、19mmの厚さまで対応出来るレーザー加工機や、自動倉庫など、最新鋭の機械を導入しています。
多様な機械を揃える同社ですが、多能工化を教育の一環にしており、ベテラン社員には1人で全ての機械を操作できる方もいるそうです。
「多能工として、1人1人が成長してもらうことで、個々の技術力の向上はもちろん、お互いがフォローし合えるような関係性が出来ています。その分、クレーン車の操作など、必要な資格の取得費用は、会社で全額負担しサポートしています。」
これまで共立工業では、煙突やマストの製造を中心的に行ってきました。一般的な造船会社では自社工場内で全てを製造できないことが多いそうですが、これだけ大きな煙突を作って出荷できる会社は日本全国を見ても数少なく、その取引先は、愛媛はもちろん、中国・四国、近畿、九州、中部にある大手造船会社など多岐に渡ります。
仕事に必要なのは「誠実さ」
「発想の転換」による事業展開
会社の経営基盤についてより詳しくお聞きするために、代表取締役社長である大西進さんからもお話を伺いました。
岩城島で生まれ育ち、当時造船業の下請けをしていた父の協力もあって、造船業務を扱う会社として20歳の時に共立工業を設立した大西さん。当初は、作業場も家の庭ほどの広さでしたが、誠実に一生懸命業務に取り組むことで、発想の転換を生み、周りの人にも恵まれたことで、会社も軌道に乗り始めたそうです。
大西さんが、普段から社員の皆さんに伝え、自らも率先して行動で示しているのが、「誠実さ」です。
「できることはできる、できないことはできないと言っていい。でも自分のベストを尽くせるまで、満足できるまで目一杯やろう。」
共立工業では、数年前からベトナムの海外就労者を積極的に採用しています。分け隔てなく誰とも接してきた大西さんは、自社の資格取得支援制度を、海外就労者を含めてすべての社員に平等に活用されています。個人を尊重し、社員1人1人を大切にされてきた大西さんがいるからこそ、共立工業の心地よい社風は生まれているのかもしれません。
また大西さんの「発想の転換」の姿勢は、設立当初から変わっておらず、共立工業は今後、高い技術力を活かし、ビルの耐震建築やプラント建設、風力発電など、新たなフィールドへ事業展開されていくそうです。
技術面でも精神面でも
成長が「分かる」仕事
「ピリっとした緊張感の中でも、仕事で困ったことがあればすぐに相談でき、お互いに連携してフォローし合える。そういった働きやすい環境が、仕事が続いている一番の理由です。」
そう話すのは今年で入社18年目となるグループ長の奥村信一さんです。
奥村さんは、お隣因島の出身です。当時岩城にあった定時制高校を卒業後、共立工業に入社されました。
奥村さんが仕事でやりがいを感じるのは、自分の成長を感じられた時だそうです。もともと人見知りだった奥村さんですが、先輩のやさしさに触れながら共に働くことで、チームワークによる仕事の進め方の楽しさを知り、今ではグループ長としてチームを引っ張る立場で活躍するようになりました。クレーンの玉掛等の資格も取り、技術面でも精神面でも成長したと、奥村さんは話してくれました。
さらに仕事の成果が目に見えてわかるのも、この仕事の魅力のひとつだと話します。規模の大きな仕事を、仲間と協力しながらやり遂げた時や、自分たちが作った煙突やマストが、実際の船で使われ、運航している様子を見るのは、表現できないくらい嬉しいそうです。
青いレモンと、三千本桜の島
穏やかな自然が生み出すゆとり
共立工業がある岩城島は「青いレモンと、三千本桜の島」として、豊かな自然が大きな魅力。穏やかな気候で、海の幸、野菜、柑橘など、食にも恵まれており、休日はゆっくりと流れる時間の中で、素潜りや家庭菜園、スポーツに興じることができます。また「八朔」発祥の地としても有名な因島からはフェリーでわずか5分の距離です。
そんな自然豊かな場所にある共立工業は、Iターン・Uターンを希望する方たちの雇用にも積極的です。社員寮はWi-Fiも完備されており、家賃は月1万5000円。社内イベントも積極的に開かれており、餅つき、花見、海岸清掃、忘年会、社員旅行など、社員交流は盛んで、地域の運動会や、地域の駅伝大会にも参加することもあるそうです。造船というスケールの大きな仕事は、社員同士の深い関係が原動力となって生み出されているのかもしれません。
共立工業では社員がお互いに、注意・フォローし合いながら成長できる仕組みもあるので、未経験の方でも安心して働ける環境があります。求める人材について大西さんは、「正直で、真面目にコツコツできる人に来てほしい」と話します。
時代の変化をチャンスと捉え、楽しく仕事ができる職場づくりを目指す共立工業の今後に大いに期待です。
皆様のプロフィール
Interviewee Profile
共立工業有限会社
代表取締役社長
大西進さん
1949年生まれ、現在68歳。休日は奥様との共通の趣味である家庭菜園をして過ごす事が多く、庭の木を一緒に切る事もあるそうです。20代の頃はダイビングをよく好んでされていたそうです。
〇〇〇〇の
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共立工業有限会社
グループ長
奥村信一さん
1982年生まれ、現在35歳。休日は趣味である読書をして過ごしているそうですが、たまに同じ寮に住む方々や、会社の同年代の方々と因島へ買い物や遊びに出かける事もあるそうです。
〇〇〇〇の
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企業概要
Corporate Profile
-
- 社 名
- 共立工業有限会社
-
- 住 所
- 愛媛県越智郡上島町岩城4667
-
- 電話番号
- 0897-75-3037
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- 事業内容
- 造船業
-
- 従業員数
- 55人
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