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一人一人の輝きをチカラに

NPO法人石鎚スクエア就労継続支援B型事業所Visee(ヴィセ)
西条市

就労継続支援B型事業所Visee(ヴィセ)は、障害者総合支援法における就労系の障害福祉サービスの一つに位置付けられ、NPO法人石鎚スクエアが運営している事業所です。
愛媛県から、平成29年1月4日に就労継続支援B型事業所の指定を受けました。「一人一人の輝きをチカラに!」を理念に、利用者と職員全員が笑顔いっぱいの生活を目指して地道な取り組みをしています。

Viseeの魅力は?

JR壬生川駅のすぐ西にあり、近くには西条市東予総合支所や体育館などの公共機関があるとても便利な所にあります。
魅力その1 家庭的な温かさがあり、困ったことや悩んだことなどを相談しやすい雰囲気があります。
魅力その2 芸術創作活動を就労作業内容の一つとして位置付け、独創的な表現活動を支援しています。
魅力その3 日常生活を豊かにするための料理教室、クラフト教室、スポーツ教室、健康教室、書道教室、社会体験活動等を定期的に行っています。

障がい福祉サービスの内容と職員の仕事

障がい福祉サービスの内容は、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供、その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練、その他の必要な支援です。職員の仕事は、障がい福祉サービスを提供したり支援したりする中で、利用者の作業をよく見守り、どのようなスキルをさらに伸ばせばよいか、何を難しく感じているかを考えながら、それぞれ違う特性を考慮して得意な分野を伸ばしてもらえるように支援し、それが就労につながるようサポートするものです。

利用者に提供している主な仕事

現在、Visee で提供している主な仕事は、以下の通りです。
①石鎚黒茶の製造:石鎚黒茶は、「石鎚山の麓、西条市小松町石鎚地区において古くから伝わる幻のお茶で、日本に4つしかない貴重な後発酵茶です。後発酵茶は、摘んだ茶葉を加熱した後に微生物により発酵させたお茶で、二段発酵により生じる黒い茶葉と独特の香り・酸味が特徴で、温かいときはすっきり、冷やすとさっぱりとした味わいです」平成30年1月に、西条市の石鎚黒茶を含む「四国山地の発酵茶の製造技術」が記録すべき無形の民俗文化財に選ばれました。地域が誇る貴重な石鎚黒茶の製法を継承する製造団体として、生産技術を研究・伝承するとともに、美味しい石鎚黒茶づくりに取り組んでいます。
②季節の野菜の栽培・販売:近くの農家から畑を借り受け、季節の野菜を栽培し、JA周桑の周ちゃん広場に出荷・販売を行っています。大根・ニンジン・白菜を始め、じゃが芋や里芋、ナス、キュウリなど年間を通じて少量多品種栽培で、できるだけ農薬を使わない安心・安全な野菜作りに取り組んでいます。
③おかし屋Miel(ミエル):Miel(ミエル)とは、フランス語で「蜂蜜」のこと。美しい瀬戸(Visee)の潮風に乗って爽やかな花の香りが漂ってくるような美味しいお菓子を作ろうと名付けられたました。平成30年1月に営業許可されたばかりですが、現在、専門家のご指導を得て、バウンドケーキ、スイートポテト、落雁等の製造を行っています。
④芸術創作活動:Visee(ヴィセ)では、芸術創作活動を就労作業内容の一つとし、障害のある方が、表現力や才能を発揮できるような環境を作っていくとともに、個性的で独創的な作品が、価値ある作品として芸術的な評価をいただけるよう、展覧会の開催、公募展などの情報収集・出品、関係機関との連携等を積極的に行いたいと思っています。楽しみながら表現活動を行い、創造性豊かな作品の販売をはじめ、デザイン作品としてのグッズ化等につなげていけるようにしたいと考えています。
他に⑤委託作業⑥施設外就労などを行っています。

共生社会の実現に向けた取り組み

国が福祉改革の理念として掲げるのは、「地域共生社会」の実現です。公的な福祉だけに頼るのではなく、地域に暮らす人たちが共に支えあう社会にしていこうということです。そのためには、多くの人が集える場や、障がいのある人が安心して集える居場所づくり等、支えあう地域づくりが必要になります。
Viseeでは、安全で安心して活動できる障がいのある人の活動拠点とすることを目指し、就労支援はもちろん、日常の生活を豊かにするための料理教室・クラフト教室・スポーツ教室・社会体験活動等に取り組んでいます。このような活動や思いを形にするため、地域で行われる様々な活動に参加しています。例えば、西条市アートフェスティバル、ボランティアフェスティバル、夏彩祭、東予文化祭、米・魚まつりなどです。秋には「Visee祭」を開催し、地域の方々に事業所にお越しいただき交流を深めています。

障がい者の理解とスポーツ

障がい者が行うスポーツは、障がいがあるために、どうしてもできないとか、自分の受けている障がいも含めて安全上の問題があるために、競技のルールを変更して実施しているだけで、「障がい者スポーツ」という特殊なスポーツがあるわけではなく、年少者や高齢者のスポーツ振興に通じるものであると考えられます。
先日、愛媛県で開催された全国障がい者スポーツ大会について、Viseeから参加した選手にその感想を聞くと、たくさんの練習や練習試合・競技によって、仲間が増え、スポーツをすることが楽しみになったという声を聞きます。今後とも、各種の行事や日常生活の中で、一緒にスポーツを楽しむような活動によって、社会の障がいに対する理解が一層深まっていくことを期待しています。

皆様のプロフィール

Interviewee Profile

篠塚 忍さん

NPO法人石鎚スクエア
理事長

篠塚 忍さん

1954年生まれ。愛媛県教職員として特別支援学校に勤務。
定年退職後、小松駅前に障害のある人のためのギャラリー・アトリエをつくり、余暇活動の充実を後押し。平成28年11月にNPO法人石鎚スクエアを開設、平成29年1月、壬生川駅西に就労継続支援B型事業所 Visee(ヴィセ)を開所して就労支援に力を入れている。 

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企業概要

Corporate Profile

  • 社  名
    NPO法人石鎚スクエア
    就労継続支援B型事業所Visee
  • 住  所
    愛媛県西条市三津屋444番地10
  • 電話番号
    0898-52-7377
  • 事業内容
    特定非営利活動に係る事業、障がい福祉サービス事業、石鎚黒茶の製造、菓子製造(おかし屋Miel)、季節の野菜の栽培・販売
  • 従業員数
    6人
  • ホームページ
    http://ishiduchi-square.wixsite.com/visee
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