あの人この人 愛媛求人インタビュー

林業が盛んな四国中央市にそびえる、宇摩森林組合。

次世代へつなぐ「宇摩の森」
暮らしを守る林業マンパワー

宇摩森林組合四国中央市

四国中央市にある宇摩森林組合は2001年に広域合併し設立。森林の管理や伐採、森林所有者への提案などの林業を営む森林組合です。木材の生産のほか、災害から地域を守る森林づくりで、社会貢献に取り組む同組合を伺いました。

常勤理事:村上尚哉さん

常勤理事:村上尚哉さん

(動画再生時間 2:12)

山と「共存」した安全なまち
一貫体制がかなえる提案力

宇摩森林組合は、主に森林の管理や伐採、植林などのサービスを展開する組合です。2023年から常勤理事を務める村上尚哉さんに、同組合の想いなどについて伺いました。

「私たちは、自然豊かな『紙のまち』を誇る、四国中央市のすばらしさを次世代に引き継ぐために、林業を通してSDGsやカーボンニュートラルなどの社会貢献を行う組合です。主な仕事は、災害に強い森林づくりで地域の皆様の生活における安心安全を守り、建築材料など日常生活に不可欠な木材の生産を担うことです。そして、私たちは林業を『森と人を結ぶ橋渡し』と考えており、地域社会の基盤作りに貢献できることは、林業ならではの特別な取り組みだと思います。森林は手入れを怠ると、全体が荒れてきます。そんなお悩みを抱える森林所有者さんに、最適なご提案をさせていただいております。私たちの強みは、木材市場を所有していることで、植林して木が育ち、伐採、そして市場で販売するまでの一貫体制でサービスを行っているので、安定した品質の提供を実現しています。」

林業の意義について話す村上さん。

現場を知り、顧客に寄り添う
広がり続ける学びの場

仕事そのものが、地域全体の喜びにもつながっている同組合。2016年に入組した利用・森林整備課の主任を務める妻鳥正孝さんに、仕事のやりがいなどについて伺いました。

「私は仕事を探しているなかで、毎日新しい発見をしながら働けると感じた宇摩森林組合に興味をもち、入組することを決断しました。日々、意義のある仕事ということを意識しながら取り組んでいます。森林は同じものはなく多種多様なので、現場を見てから判断することが難しく感じますが、お客様のご要望に応えられるご提案ができたとき、とてもうれしかったです。四国中央市には、『山の神の日』という入山してはいけない日が年3回ほどあるので、その日に他組合とのバーベキューや木工教室といったイベントを通して交流する機会があります。視野を広げるきっかけになるので、貴重な機会です。そんな宇摩森林組合の現場には、自分自身の安全だけでなく、周囲の安全にも気を配れる方が向いていると思います。また職場では一人ひとりの考え方が組み合わさると、職場全体が活気にあふれてくると思っているので、他の職員の考え方も尊重できる人が求められていると感じます。」

仕事のやりがいについて話す妻鳥さん。

背中を押す「やってみたら?」
新しい風が吹く職場

そんな他組合との交流や職場で、新たな可能性が生まれる同組合。2021年に入組した、森林整備課を務める鈴木康平さんに、挑戦した出来事について伺いました。

「私が入組に至ったのは、『森林は人の手が加わることで、地域の皆様との共存が実現している』ということに感銘を受けたことがきっかけでした。人手が不足している林業で、地元である四国中央市の皆様へ、貢献していきたいと考えながら日々の仕事に取り組んでいます。現在の仕事は主に、担当現場の監督や運行管理の補佐、資料関連の作成を担っています。監督として担当した現場が、奇麗に整備された状態になることに、とても達成感があります。入組後は基本的に、1か月間の講習に参加した後、基礎的な資格を取得することができます。資格取得にかかる費用は全て組合負担なので、私は大型自動車免許も取得でき、現在の仕事に活かせています。また新しい提案にも柔軟な職場で、以前までアルコールチェックを2人体制で行っていましたが、私がアルコールチェックの電子化を提案してみたところ、快諾をいただけて、実施することができました。職員にも感謝され、効率化も図ることができました。」

職場環境などについて話す鈴木さん。

職員と歩む「ゼロ災害」への道
社会に称賛される組合へ

学びの機会を活かし、スキルアップを目指す職員が働く同組合。村上さんに、現在の取り組みについて伺いました。
「私は前職時代からお付き合いのあった宇摩森林組合長から、宇摩森林組合をご紹介いただき入組しました。現在の仕事は、職員の管理や外商、行政への提案を行っています。入組した当初は、接する機会の少ない現場の職員も含め、一人ひとりと信頼関係を築くことを心がけていました。現在は、一緒に働く職員が伸びやかに成長できるような環境にするため、OA等の業務環境の整備や安全衛生管理などの改善に尽力しています。そんな宇摩森林組合では『ゼロ災害』を目指して、月に一度、安全についての話し合いの時間を設けています。募集職種は主に事務職と技術職で、いずれも地道に努力を積み重ねられる方が活躍しています。仕事のやりがいは、次世代に続いていく森林と地域を守り続けること、スケールの大きい仕事にも携われることだと思います。私たちの今後の展開としては、社会貢献への取り組みを更に発信していき、社会に認められていくことです。価値のある『プライスレス』な私たちのお仕事に、興味のある方をお待ちしております。」

村上さん、妻鳥さん、鈴木さんが、職場で談笑している様子。

皆様のプロフィール

Interviewee Profile

村上尚哉さん

宇摩森林組合
常勤理事

村上尚哉さん

小学生の頃から始めた剣道は、現在、教士7段で、地域の子どもにも剣道を教えられている。また、4人のお孫さんと触れ合う時間も大切にされている。

〇〇〇〇の
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妻鳥正孝さん

宇摩森林組合
利用・森林整備課主任

妻鳥正孝さん

趣味でバトミントンをされており、関わる年齢層も高校生からご年配の方まで幅広く、交流を楽しみながら、試合にも積極的に出場されている。

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鈴木康平さん

宇摩森林組合
森林整備課

鈴木康平さん

茶菓子やクッキー、ケーキなどのスイーツを自宅で作り、ご家族に振る舞うなど、趣味を満喫されている。

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企業概要

Corporate Profile

  • 社  名
    宇摩森林組合
  • 住  所
    〒799-0423 愛媛県四国中央市具定町465-5
  • 電話番号
    0896-24-2775
  • 事業内容
    造林、林産、共販、計画、経営、経理。
  • 従業員数
    24人
  • ホームページ
    https://www.sinrin.net
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