あの人この人 愛媛求人インタビュー

2021年11月30日より新居浜市から西条市へ営業部を移転した、株式会社ツヅキの新社屋外観。

手掛けた仕事が街並みになる
職務に専念して働ける職場

株式会社ツヅキ西条市

株式会社ツヅキは、バフ研磨や電解研磨を得意とした研磨事業を生業とする会社です。社員の主体性や働き方を尊重する同社には、イキイキと働く社員の皆さんの姿がありました。自社だけでなく、業界全体もリードする同社を伺いました。

取締役:大久保 克敏さん 研磨工:小野 啓治さん

取締役:大久保 克敏さん
研磨工:小野 啓治さん

(動画再生時間 0:36)

一貫した生産体制のもと
黙々と集中して作業出来る職場

株式会社ツヅキは、系列会社である株式会社続木鉄工所と隣接しており、製缶から表面処理の一貫生産体制が整っている会社です。大型重機も具備しており、設備の大きさ形状を問わないほか、設備(施工品)の運び出しが困難な場合は、バフ研磨および電解研磨等の出張も行っている会社です。

会社を案内して頂いたのは、取締役の大久保克敏さんです。
大久保さんは、研磨作業の大きな特徴の一つとして、「対人のコミュニケーションが多少苦手でも出来る仕事」だと教えてくれました。その真意について伺いました。

「昨今、若い世代の退職理由として、人間関係というのは大きなウェイトを占めていると思います。しかし、弊社の研磨作業の大部分は黙々と1人で行うことになります。挨拶や礼儀など最低限のコミュニケーションは必要ですが、人間関係の構築が苦手な方でも、全く問題なく作業が出来る仕事だと思っています。余計な事を考えず、集中して作業がしたい方にとっては、理想の職場ではないのかなと思っています。」

研磨作業の特徴、自社の職場環境について説明して頂いた大久保克敏さん。

爽快感と達成感を感じれる
スケールの大きい価値ある仕事

そんな社員の個性を尊重し柔軟な職場環境の下、研磨工として従事されてきたのが、入社7年目となる小野啓治さんです。小野さんは、現在約60トンもあるタンクの研磨をリーダーとして任されているそうです。長年勤務されてきた小野さんに仕事のやり甲斐についてお伺いしました。

「60トンもなると、直径で5mもあるタンクになります。とにかく大きいので全ての面を研磨するのは時間が掛かりますが、凸凹していたり、荒削りだったタンクが、どんどん綺麗になっていく様子は爽快感があって、納品時には大きな達成感を感じられます。」

続けて小野さんは、この仕事の魅力の一つとして、マニュアルが無いことを挙げてくれました。
「マニュアルが無いというのは、一見すると難しい仕事のように感じるかもしれませんが、同じ納品物であっても、ゴールに至るまでの方法はいくつもあり、自分の得意な研磨技法や、効率重視の方法など、自分の好みに合わせたスタイルで出来るということなんです。工具だって種類はたくさんあります。自分が使い慣れた道具を使うことや、新たな工具を取り入れ試してみたりと、とにかく試行錯誤しながら仕事が出来ることはこの仕事の魅力の一つだと思っています。」

各社員のスタイルに合わせ、仕事が出来ることの喜びについて話す小野啓治さん。

「失敗にこそ成長がある」
挑戦することを大切にする社風

仕事の醍醐味について、熱く語って頂いた小野さんですが、前職は建築業界で勤務されており、転職した当時は失敗もたくさんされたそうです。

「若い頃は失敗もたくさんしました。例えば、納品物に荒い目が残っていて、検査官の合格をもらえず研磨作業のやり直しをしたことや、納期を遅延させてしまったことなど、思い返せばいくつもあります。どんな仕事でもそうだと思いますが、最初から完璧に出来る人なんていないと思います。研磨の仕事だって同じです。やる前から難しいと思って諦めるのではなく、失敗してでもいいから、チャレンジすることが大切だと思っています。ツヅキでは先輩も丁寧に教えてくれるので、希望者の方には安心して来て頂きたいです。」

続けて小野さんは、チャレンジしたことによって様々な学びや成長を得たと同時に、多くの実績も残せたと話します。
「工業用タンクなどの仕事以外にも、新居浜市の中央公園のモニュメント「新」や、山根公園のモニュメント「静」「動」など、美装目的での研磨もあります。人目につくところで、ずっと形として残り続けるので仕事への誇りにも繋がっています。」

研磨加工において制作に携われた、新居浜市の中央公園のモニュメント「新」(2021年12月設置)。

求めているのは「素直さ」
研磨業界全体を牽引する会社

創意工夫を凝らし自分に合ったやり方で仕事ができる。社員の個性や自主性を尊重する同社において、求める人材像を大久保さんに教えて頂きました。

「小野の言うように、難しく捉えず、是非一度チャレンジしてみて欲しいです。その上で大切なことは、やはり素直さだと思っています。弊社では、キャリアアップ研修制度や資格取得補助、メンター制度など社員をサポート出来る体制は整っていますので、気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。」

最後に、今後のビジョンについて教えて頂きました。

「研磨業務というのは、今後も必要とされている仕事だと思っています。しかし、年々その担い手となる研磨工の方々は、高年齢化が進み、専門とする企業もごく僅かとなってきました。そこで弊社では、同業者さんと競うのではなく、お互いに情報交換をして、協力出来る仲間になっていけたらと考えています。」

業界の状況も肯定的に捉え、自社だけでなく業界全体を盛り上げていこうとリーダーシップを発揮する同社の今後に大いに期待です。

自社工場内にて研磨加工に取り組まれている様子。

皆様のプロフィール

Interviewee Profile

大久保 克敏さん

株式会社ツヅキ
取締役

大久保 克敏さん

休日は、趣味のオートバイでキャンプに出掛けている大久保さん。実は奥様ともバイクを通じて知り合ったそうです。今後は子供と一緒にキャンプがしたいと話されていました。

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小野 啓治さん

株式会社ツヅキ
研磨工

小野 啓治さん

休日はご家族と過ごす他、趣味のバイクでツーリングもされている小野さん。山や海に出かけ自然を満喫する他、おいしいご飯を食べに出かけることもあるそうです。

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企業概要

Corporate Profile

  • 社  名
    株式会社ツヅキ
  • 住  所
    〒799-1106 西条市小松町大頭字長塚甲936-1
  • 電話番号
    0898-72-2220
  • 事業内容
    ステンレス材の表面処理全般
    鏡板及びプレス加工品の販売(北海の鏡板:四国代理店)
    ステンレス端板、切板の販売
  • 従業員数
    16人(パート含む)(2021年12月取材時)
  • ホームページ
    http://www.pika2kobo.com/
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