社会福祉法人正和会｜あの人この人愛媛求人インタビュー

あの人この人愛媛求人インタビュー

「ありがとう」が響き合う
感謝の言葉が絶えない職場

社会福祉法人正和会宇和島市

「笑顔とまごころでやすらぎを」そんな理念の下、利用者に寄り添い続けてきたのが社会福祉法人正和会やすらぎの杜です。檜の浴槽や歩行浴など、充実した療養環境を有する同施設の取り組みや理念に掛ける想いについて伺いました。

通所リハビリテーションやすらぎの杜副部長：天野　主税さん、介護老人保険施設やすらぎの杜介護職員：松下　詩歩さん

通所リハビリテーションやすらぎの杜副部長：天野　主税さん
介護老人保険施設やすらぎの杜介護職員：松下　詩歩さん

（動画再生時間 1:01）

全職員に行き届いた理念
利用者に寄り添った職員と施設

1999年に設立された、社会福祉法人正和会は、介護を必要とする高齢者、認知症あるいは障がいのある方々に良質な福祉・医療サービスを提供している法人です。介護老人保険施設、短期入所療養介護、通所リハビリテーション、訪問看護、居宅介護支援事業所など、幅広く事業を展開されています。

「夏季限定ではあるのですが、当施設では歩行浴の利用が可能です。水の中では浮力のおかげで、車椅子の方でも擬似的な歩行を体験することができ、利用者様にも大変好評です。」

そう嬉しそうに施設の紹介をしてくれたのは、副部長の天野主税さんです。今年で入社14年目を迎え、今までに様々な部署を経験されてきた天野さんに、同法人が掲げる理念についてお聞きしました。
「私は、この基本理念に正和会の全てが詰め込まれていると思っています。笑顔無くして、仕事はできない。まごころなくして利用者様と通じ合うことはできない。正和会では、全職員がこの理念の下に一丸となってサービスを提供しています。」

思いがけない感謝の言葉
肌で感じられる仕事の魅力

現在は、デイケア事業所にて勤務している天野さんですが、上記の理念を迷ったときの道標や心の支えとして大切にしているそうです。

「当施設の2Fは、認知症専門棟となっており、重度の認知症の方とはコミュニケーションをとることも困難な時があります。ですが、そんな時こそ理念にもあるように、笑顔とまごころを意識して利用者様と関わっています。すると、利用者様から思いがけないような、明るい言葉や優しい言葉が返ってくることがあります。私自身、その一言に何度も助けられました。直接感謝の言葉を頂けるというのは、この仕事の魅力の一つだと思っています。」

そんな認知症専門棟で現在勤務されているのが、今年で入社5年目を迎える松下詩歩さんです。松下さんは、無資格、業界未経験で入職されましたが、現在では介護福祉士の資格も取得され、第一線で働いておられます。

「職場では、朝のミーティングからスタートし、排泄介助、入浴介助、食事介助の他に、カラオケや紙芝居などのレクリエーション、作業療法士と行う自律訓練など、利用者様の1日全般の活動を支援しています。」

長年続く資格取得補助制度
前職の経験を活かせる職場

正和会には、各種委員会があり、その中の教育委員会が中心となって、職員の資格取得をサポートしています。入職から3年後に介護福祉士を目指すプログラムがあり、松下さんもその制度の下、資格を取得されました。教材費用はもちろん、試験会場までの交通費、宿泊費なども、全面的に法人でバックアップされています。

14年前に入社された天野さんも、無資格、業界未経験から正和会に入職し、会社のサポートを受けながら、資格を取得されました。そのことに加えて天野さんは、どんな職種であれ前職の経験は、必ず介護の仕事に活かせることについて話してくれました。

「私と同じように、資格も経験もない状態で福祉の仕事を始めるというのは、なかなか勇気が必要かもしれません。しかし、一歩踏み出すことができれば、どんなカタチにも自分自身で変えられる、前職の経験を活かせる仕事だと思っています。私は過去に建築関係の仕事をしておりました。利用者様の中にも過去に建築関係の仕事をされていた方がおり、その共通点がキッカケで話が弾み、その方と良い関係性を築くことができたように思います。」

笑顔とまごころが創り出す
利用者と職員の強い絆

やすらぎの杜には、利用者と一緒に手入れをしている中庭があり、四季折々の野菜や花々を育てています。また、各種行事も精力的に開催しており、毎年行う納涼祭では、利用者のご家族も多数参加され、大変喜ばれているそうです。介護ロボットの導入など、新たな取り組みにも挑戦しており、同施設は常にたくさんの人で賑わっています。

最後に、天野さんは話してくれました。
「介護という仕事に対して、大変というイメージをもたれている方もいると思います。確かに苦労する場面もありますが、それ以上に私が感じていることは、介護の現場には感謝の言葉が溢れているということです。ある時、入浴を終えた利用者様にこう言われたことがあります。“なぜ、あなたたちが感謝するのか”と。利用者様は、膝や腰が悪い方も少なくありません。入浴一つとっても大変な場合があります。だからこそ、利用者様の“洗ってくれてありがとう”という言葉に対し、私たちも必ず“ありがとう”をお返しするようにしています。」