四国は初上陸！飛び込んでみて、松山での暮らしやすさを実感。

生まれも育ちも奈良県、株式会社システナ大阪支社で働いていた児玉さんが松山へ移住するキッカケとなったのは松山拠点の立ち上げだった。「拠点立ち上げのための準備には携わっていたのですが、まさか自分が松山に出向するとは思ってもいませんでした。実はこれまで、四国には旅行ですら訪れたことがなかったんです」と児玉さん。2021年2月に事務所と自身の新居の契約をするため、初めて松山を訪れ、その後、引っ越してきたのが3月末。移住するまでに松山に訪れたのは１回のみと、慌ただしく、奥様とふたりでの引っ越しが決行された。

松山に引っ越したら犬を飼うと決めていた児玉さん夫妻は、引っ越しがひと段落するとすぐに愛犬の「柑太朗」を飼いはじめた。「名前は、蜜柑太朗にしようと思ったのですが、それでは愛媛を意識しすぎな感じがして（笑）」と、柑太朗が可愛くて仕方ない様子の児玉さん。休日は、奥様と柑太朗を連れて遊びに行ける場所を探しては、出掛けている。そのため「ペットと一緒に入れるお店には随分詳しくなりました」と児玉さんは笑う。さらに、松山は程よく都会で、自然も身近に感じることができるため、日々の暮らしやすさを実感しているという。「今、住んでいる自宅の近隣にはスーパーが3つもあり、妻も松山での暮らしに満足しています」と、大阪から移住して来た奥様も松山での暮らしが気に入っているようだ。

実は、不安だらけだった移住。地域コミュニティに入ることで色々なことが救われた。

松山の暮らしを楽しんでいる児玉さんだが、松山へ移住する前は不安だらけだった。「今まで、仕事もプライベートも人に支えられて生きてきたので、１人も友人がいない場所に行くことは不安でした」。
移住してきた時には、松山事務所の立ち上げには大阪から若いメンバーを4人引き連れてきたものの、仕事に関しては全くの「これから」の状態。「初めはテレアポをしましたが、テレアポでは会ってくれないですね。松山の人はシャイで、知らない人に対してはなかなか心を開いてくれないのかもしれないです」と児玉さんは苦笑する。

そんな児玉さんの光になったのが、地域コミュニティの「たてヨコ愛媛」（※）だった。「たてヨコ愛媛のコミュニティに参加してから、人との繋がりが一気に増えました。正直、たてヨコ愛媛に救われましたね」と話す。友達はもちろん、コミュニティ内での繋がりがビジネスにまで発展。たてヨコ愛媛がきっかけで会うことになった人たちの会社名を見たとき、以前テレアポで断られていた会社がたくさんあったことに気がついた。「松山の人は、はじめは壁が高いのですが、友人などの紹介だと会ってくれますし、一度知り合いになればすごく親身になってくれます。保守的といわれていますが、コミュニティやコミュニケーションを大切にしているので、自分がそちら側に入るとすごく親身になってくれるんだって分かりました」。

もっと松山の良さを多くの人に知ってほしい

松山にきて、大きく変わったのが、時間の使い方だという。「プライベートの時間が圧倒的に増えました。大阪にいるときは毎日、仕事に追われているイメージで残業も結構していましたが、今は基本的には定時に帰るようにしています」。大阪で働いている時と仕事量はそう変わらないが、仕事に追われている気持ちがなくなったそうだ。
また、児玉さんは、松山市そして愛媛県の良さをもっとPRしたいと愛媛県主催の移住セミナーにも参加し、松山市在住の代表として愛媛県の良さをアピールしている。さらに、「松山の人は、本当に優しい。人がいいです。今年も大阪から社員を３人松山に連れてきましたが、そのうち２人は若い女性です。松山市は治安がいいので、女性の一人暮らしにも安心ですね。あとは、都会で疲れた社員も連れてきたいなと思います（笑）」と児玉さん。松山の暮らしを心から楽しんでいる様子だ。

Q　お気に入りの場所は？

堀之内公園です。公園の芝生には犬は入ってはダメですが、お堀の周りを歩くことは可能です。柑太朗も大好きな場所で、よく散歩させています。

Q　松山に来て驚いたことは？

親切な人が本当に多いです。そのためか治安もいいと思います。
松山市のMAC net CSC（※）メールを受信しているので、不審者情報など松山市内の様々なニュースを確認していますが、治安がよくて安心して暮らせる街だと思います。

Q　移住者へのアドバイスは？

松山市は、暮らしやすい場所です。コンパクトシティとよくいわれていますが、その通りの街ですね。自然と街、両方を求めるのはなかなか難しいのですが、松山だと実現できるのでおすすめですよ。